意外と知られていない預金担保ローン


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リーマンショック以来いつ不景気になるか分からなくなり、預金をしっかり溜めている人は多いと思います。そんな人には「預金担保ローン」が便利ということをご存知でしょうか。今回は預金担保ローンについて紹介します。

預金担保ローンとは

預金担保ローンは文字通り「預金を担保にしてお金を借りれる制度」です。定期預金の口座をもっていることが利用の条件になりますが、それ以外には特別な審査や申し込みはありません。定期預金の口座を開設後、申請して手続きをするか総合口座を開設するときに任意で選択できるサービスです。銀行ごとに名称が違いますが、普通貯金の残高がなくなったときに定期預金口座の中のお金を担保にしてお金を借りることができる制度です。
定期預金は原則としては決められた期間が終了するまでは引き出すことができない預金ですが、その定期預金を担保にして貸付するので、定期預金を引き下ろしてお金を使うような感覚に近いです。また、審査がないのでカードローンなどの商品やサービスよりも迅速にお金を借りることができます。

定期預金のタイプ

定期預金には「通帳式」と「証書式」のふたつのタイプがあります。通帳式は普通貯金などと同じような通帳に、預金額や満期日などの情報が記載された通帳を使って定期預金を管理します。通帳式は一冊の通帳で複数の定期預金を管理することができます。
証書式は定期預金口座を開設したときに「預金証書」が発行されます。ひとつの口座につき、1枚の預金証書が対応します。通帳式との違いはここになります。

預金担保ローンのメリット

預金担保ローンのメリットはいくつかありますが、もっとも大きなものとしては申し込みから借り入れまで極めて早いことがあげられます。通常の融資であれば、申し込み・審査・貸し付けと段階を踏むために申し込みから実際の融資まで時間がかかりますが、預金担保ローンであれば預金通帳さえ用意していけば、当日中の借り入れが可能です。
特に総合口座を開設していれば、口座開設時点で貸越契約を結んだものとみなされるので、預金を引き出すのと同じカンカンで借り入れ・返済できるのは見逃せないポイントと言えるでしょう。また、預金担保ローンの利率は定期預金利率に0.5%を加算したものと個人向け融資の中でも飛びぬけて低利率であり、カードローンやフリーローンの前に検討するべきと言えます。

預金担保ローンのデメリット

このように借り手に極めて有利な融資商品である預金担保ローンですが、お金を借りる以上、メリットの他にデメリットも存在します。預金担保ローンのもっとも大きなデメリットとしては、その手軽さがあげられます。
口座開設時点で申し込みが完了していて、総合口座通帳であれば預金を下ろす手軽さで利用できる預金担保ローンは、定期預金額の90%か200万円までのかなりの金額の借り入れに対応しています。
そのため、知らぬ間に口座残高が不足して預金担保ローンを利用していて、大きな負債を背負うことになっていた、となることも考えられます。こまめに記帳して口座のお金の出入りを把握するようにするなど、総合口座を開設しているときにはその申し込み・借り入れについて十分に注意するようにしましょう。

おわりに

他の個人向け融資商品と異なり、借り手にとって極めて有利で手軽に使いやすい預金担保ローンですが、その手軽さから知らない間に大きな負債を背負う可能性は否定できません。手軽さに溺れることなく、収支の確実な把握に注意して不用意な負債を背負うことがないようにしましょう。

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ローン辞典運営事務局

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